お葬式の生前準備と聞いて、遺影写真を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
遺影写真は、葬儀の時だけでなくその後もご自宅に祀るものとなるので、ぜひお気に入りの写真を選んでいただきたいと思います。
■写真選びのポイント
① スナップ写真でOK
旅先での思い出の写真や日常のふとした写真など、どのようなシチュエーションでも構いません。写真館などで事前に撮影した写真を用意される方もいらっしゃいます。
現像されたものでも画像データでもOK。
② 写りが大きくピントが合っているもの。
データの場合はサイズが大きいもの。
多くの場合は引き伸ばして作成します。写真写りが大きくピントが合っているものがよりきれいに仕上がります。
③ その人らしい表情のもの
かしこまった表情でなくても構いません。「その人らしさ」が表れているものを選んでください。服装は、喪服などに合成加工もできますが、最近では写っているそのままの服装を遺影に使われる方が多いです。
写真を1枚に絞り切れない場合は、複数枚でも構いません。
また、「本人が気に入っていた写真を選んでいたのは知っているけど、どこに保管してあるかわからない」ということも。
事前に写真を選んでいない場合は、亡くなられてから探すことになります。遅くとも通夜式の数時間前までには準備をしなければなりませんので、探せる時間は1日程度、短ければ数時間ということもあります。大切な方が亡くなられて精神的にも身体的にもお疲れの中、冷静にベストな写真を選ぶことはなかなか難しいものです。
また、「本人が気に入っていた写真を選んでいたのは知っているけど、どこに保管してあるかわからない」ということも。
結局、家族が家中探しても見つからない、という残念なことにならないように、最も大切なことをお伝えします。
■写真を選んだら
選んだ写真の保管・保存場所を、家族等に共有しておきましょう。
最近では、お気に入りの写真をスマートフォンに保存している人も多いと思います。しかしながら、ご自身のスマートフォン内だと家族等が閲覧できないこともあるので注意が必要です。画像を共有する、または家族等が閲覧可能なパソコンやUSBメモリに保存するなどしておきましょう。
エンディングノートをお持ちの方は、そこに「写真の保管場所」についても記載しておくと安心ですよ。
当コラムでは、終活のなかでも【お葬式】について詳しくご案内します。次回のテーマは「連絡先リスト」です。
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