生前準備のひとつに「葬儀社選び」があります。
もしものことが起こってから、限られた時間の中で慌てて葬儀社を探すのは、精神的にも負担が大きいものです。
葬儀が終わってから後悔することのないように、今回はいざというときに備えて葬儀社を選ぶ際のポイントをお伝えします。
■葬儀社を選ぶポイント
1.葬儀社の種類
まずはどういった葬儀社があるのか、それぞれの特徴を知っておきましょう。
一口に葬儀社といってもタイプによって大きく3つに分けることができます。
①専門葬儀社
葬祭サービスの提供を専門に行う企業です。自社で会館(斎場)を持っている葬儀社と自社の会館(斎場)を持たず、寺院や公営ホールなどを利用する葬儀社に分けられます。
会員制度を設けている場合が多く、入会すると葬儀費用割引などの特典が受けられます。
②冠婚葬祭互助会
毎月一定額の掛金を前払金として積み立てておくことで、結婚式やお葬式を行う際に割引等のサービスが受けられる会員制の組織を運営する企業です。注意点ですが、互助会を解約する際には、解約手数料が発生します。解約手数料は契約内容や支払回数などに基づいて計算されます。
③ネット仲介サービス事業者
葬儀仲介サイトを運営し、葬儀の申込があった場合は各地域の提携葬儀社を紹介します。仲介サービス事業者自体は葬儀の施行を行いません。
2.お葬式を行う場所(エリア)
自宅近辺の葬儀社にするのか、参列者のアクセスを考慮して立地の良い葬儀社にするのかなど、お葬式を行う場所(エリア)について検討しておきましょう。また車での参列が想定される場合は、何台まで駐車できるのかを葬儀社に確認しておくと安心です。
3.価格
葬儀社によって、料金体系は異なります。
基本料金(プラン)に含まれるものが葬儀社によって異なるため、その金額だけで比較するのではなく、『条件を同じにした総額』の金額が分かる見積書が必要です。
見積を依頼する際は、要望をしっかりと伝えて、後で追加費用が発生しないようにしましょう。
葬儀社の中には「追加料金不要」と宣伝しているところもありますが、条件によっては追加料金が発生することもあります。事前に、電話やメールなどで確認しておくと安心です。
4.スタッフの対応
立地や費用のほかに、スタッフの対応も重要なポイントです。
身だしなみや話し方の他にも、不安な点にきちんと相談にのってくれるかなど、スタッフの対応を通して、信頼できる葬儀社を選びましょう。
ネット検索やチラシだけで葬儀社を選んでしまうと、ミスマッチの原因にもなります。
葬儀社では、「電話・オンライン・メール・対面」などの方法で見積もりや質問を受け付けています。希望に合った方法で、気になることを相談しておくと安心です。
やり直しが出来ないお葬式に悔いが残らないよう、今回の内容を参考にご要望にそった葬儀社を選んでください。
当コラムでは、終活のなかでも【お葬式】について詳しくご案内します。次回のテーマは「宗教の確認」です。
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