インドネシア共和国 コモド島のピンクビーチ
インドネシア共和国 コモド島のピンクビーチ

淡いピンクの
海と空の青が織りなす
天然の色彩美

インドネシアの南部、フローレス海に浮かぶコモド島は、コモド国立公園の中心であり、1991年に近隣のリンチャ島、パダール島と併せて世界自然遺産に登録された島だ。絶滅危惧種であるコモドオオトカゲの生息地としても広く知られている。
自然豊かなこの島で見られる幻想的な景色が、現地の言葉でパンタイ・メラ(赤い海)と呼ばれるピンクビーチ。鮮やかなピンクの砂浜は、近海に生息する赤サンゴと白サンゴの破片が交じることによって生み出されたもの。メキシコやバハマ、オーストラリアなど、世界に複数存在するピンクビーチの中でも、コモド島は、透き通るように青い海とのコントラストが格別。約100メートルのビーチに広がる天然の美は、周辺の潮流が激しく、外界の影響を受けにくいコモド島の環境だからこそ守られてきた自然からの贈り物だ。

フローレス島

豊かな自然を残すフローレス島。島の名前は、16世紀にこの地を訪れたポルトガル人によって付けられた。

インドネシア共和国 コモド島 インドネシア共和国 コモド島 インドネシア共和国 コモド島

悠久の自然美に寄り添う
多民族文化

東西約5000キロにわたり、1万を超える島々が連なるインドネシア。その最南端に位置する東ヌサ・トゥンガラ州は、中国、ベトナム、ミャンマーなどから南下した人々が暮らし、多様な文化を形成している。
コモド国立公園を擁し、約1000もの島からなるこの州では、人口の約90%がキリスト教を信仰。古来の伝統文化も連綿と受け継がれ、イカットと呼ばれる織物や、カチダンスをはじめとした21もの地域舞踊が日常生活に溶け込んでいる。

その中でも、フローレス島の港町・ラブアンバジョーは、コモド島への玄関口であり、交易やリゾートも盛んなエリア。ここから車で30分ほどの距離には、幻想的な青い光を放つランコ洞窟があり、さらに西へ進むと3つのカルデラ湖があるクリ・ムトゥ山がそびえるなど、自然の神秘に満ちたスポットがあるのも見逃せない。
食文化にもこの地域の独自性が垣間見られる。トウモロコシ栽培は重要な産業となっており、粥やデザートの原材料としても多用される。ご当地の味として親しまれている豚の燻製料理セイ・バビは、茹でたキャベツやサンバルマタと呼ばれる薬味を添えると絶品だ。
エキゾチックかつ多様な文化性、壮大な秘境の数々。東ヌサ・トゥンガラ州の魅力は、人と自然の長きにわたる共存の中から生み出されている。

ラブアンバジョー

フローレス島の港町・ラブアンバジョーでは、穏やかな海でシュノーケリングやダイビングを楽しむ人も多い。

自然の雄大さを物語る
神秘的な名所の数々

山が多い地形のフローレス島は、手つかずの自然を豊富に残しており、3つのカルデラ湖を有するクリ・ムトゥ山や鍾乳石が美しいランコ洞窟など、天然の造形美を楽しめるスポットが点在している。

自然の雄大さを物語る
神秘的な名所の数々

山が多い地形のフローレス島は、手つかずの自然を豊富に残しており、3つのカルデラ湖を有するクリ・ムトゥ山や鍾乳石が美しいランコ洞窟など、天然の造形美を楽しめるスポットが点在している。

クリ・ムトゥ山

山麓に住む人々の魂が死後に集うといわれるクリ・ムトゥ山。湖面の色は数年ごとに変化する。

自然の雄大さを物語る
神秘的な名所の数々

山が多い地形のフローレス島は、手つかずの自然を豊富に残しており、3つのカルデラ湖を有するクリ・ムトゥ山や鍾乳石が美しいランコ洞窟など、天然の造形美を楽しめるスポットが点在している。

ランコ洞窟

ランコ洞窟では、差し込む太陽の光が内部にある泉の水面に反射し、青や緑の幻想的な色合いを映し出す。

巨大トカゲに海洋生物
多様な生物の生息地

コモド国立公園は、全長3mにもなるコモドオオトカゲを頂点とした多様な生態系を形成。爬虫類や鳥類、哺乳類はもちろん、近海には1,000種を超す魚類やサンゴ、クジラ、イルカなどが生息する、まさに自然の楽園だ。

海洋生物・コモドオオトカゲ

1.コモド国立公園近海の多様な海洋生物。2.コモドオオトカゲは、その誕生が白亜紀にまで遡る古代生物。現在、2,700頭が生息している。

エキゾチックな
伝統舞踊

東ヌサ・トゥンガラ州では、様々な民族が受け継いできた伝統舞踊が現在でも盛んに踊られており、社会や生活に溶け込んでいる。21種にも及ぶ舞踊の中でも、カチダンス、ケバライダンスなどが有名。

カチダンス

フローレス島西部の民族・マンガライの伝統舞踊として受け継がれてきたカチダンス。

多民族の歴史が形成する
食のバリエーション

豚肉を燻製にし、グリルして食べるセイ・バビは幅広い年齢層に人気の郷土料理。主食であるトウモロコシは乾燥した土地が栽培に適しており、東ヌサ・トゥンガラ州では石灰岩の丘に畑を見ることができる。

トナカイ肉とベリー、ポテトを添えたワンプレート・魚の塩漬け

1.東ヌサ・トゥンガラ州を代表する豚肉料理のセイ・バビ。2.トウモロコシにピーナッツやインゲン豆、ココナッツミルクなどを混ぜ、香辛料とともに食べる郷土料理のボース・コーン。