アヴランシュ・ゲネーの
シャンデリアの下で光るケーキはまるで宝石。ここのケーキは本当に姿が美しい。名物のギモーヴ、スパイシーなチョコレート、オリジナル焼き菓子「ルレ ブレ」に季節の果物で作るコンフィチュールも。広くはない店内に、本格フランス菓子がひしめく。
オーナーパティシエの上霜考二さんはフランス・ノルマンディーを皮切りに数々のパティスリーを経て3年前に神楽坂「ル・コワンヴェール」から独立。自ら長く住む文京区で店を、とこの地を選んだ。
開店当初から、人気なのがカラフルで華やかなギモーヴ。しゅわしゅわっと泡雪のように口の中でとろける。上質な果物のピューレをたっぷり使い、果汁が一気に広がるジューシーな味わいは、2つ以上の味を組み合わせることで、より重層的な風味に。
ライムとパセリを合わせた爽快なひと粒や、フランボワーズとオレンジでフルーツの味わいがフレッシュなひと粒、パッションフルーツ味のギモーヴにココナツをまぶしたものや、カシスにダージリンの茶葉を混ぜた優雅な風味のものなど。「女性にプレゼントすれば確実に喜ばれる」と男性客がギフトに買い求める場合も多いそうだ。
京都人気店の詰め合わせで、旅気分を味わって
人気メニューや、作家・職人の作品など、京都の魅力を存分に活かし、目指すのは京都の「おいしい」「楽しい」「美しい」が楽しめるお取り寄せだ。企画ごとに京都の名店を3店選び、期間ごとにコンセプトや商品を変更していく予定だそう。
発起人の1人である甘党茶屋「梅園」(京都市中京区)の3代目・西川葵さんは、「辛い状況ではあるのですが憂えていても仕方がありません。これまでお店を営業していたときと同様に、私たちは楽しいことを届けるのが役割なのではないかと思っています。この企画を通じて、少しでもほかのお店の手助けになればうれしいですし、みなさまにも収束後の京都に訪れたいと思ってもらえたら」と話す。
第1弾は、一緒に企画を立ち上げたメンバーによる「おかしで旅する京都」がテーマ。「梅園」によるあんこを使った焼き菓子、「JEREMY&JEMIMAH(ジェレミーアンドジェマイマ)」の京都風味の京わたがしか無添加グミ、かわいいデザインで注目を集める「UCHU wagashi(ウチュウ ワガシ)」の落雁がセットに。こちらは発送を終了している。
「今後も『この機会がなかったら生まれなかった』奇跡の詰め合わせをお届けしていきます。また、これを機に京都のお店同士の新たな絆が生まれたらと願っています」と西川さん。
現在、第3弾を予約受付中で「京都の朝ごはん」がテーマ。だしの製造販売店「うね乃」のおだしのパックに、お漬け物の老舗「村上重」の生しば漬とちりめんすぐきや、老舗の味噌店「御幸町 関東屋」の赤味噌と白味噌をセットに。3000円と4800円(送料別)の2種あり、7月21日~30日に発送予定。生しば漬とだしを醤油で和えてご飯にのせたり、白味噌と赤味噌を混ぜて作る味噌汁など、朝ごはんのレシピも付く。
詳しくは公式サイト『旅する京都』にて。
Meat Deli Nicklaus’の
大阪のJR「福島駅」高架下に本店を構えるミートデリ「Meat Deli Nicklaus’(ニクラウス)」。パテアンクルートの世界大会でも受賞歴のある、シャルキュティエの阪口義朗さんがプロデュースするシャルキュトリー(ソーセージやパテなど肉の加工品)が勢揃い。
今までは店頭のみの販売だったが、3月からオンライン販売をスタート。女性にオススメしたいのは、金柑や文旦など柑橘を使った「鴨と柑橘のテリーヌ」930円。ちょっと大きめなお皿にポンッとのせるだけで高級感を演出。シャルドネなど、酸味がある白ワインとあわせると、鴨肉の旨みに柑橘のフルーティさが際立って、爽やかな味わいが楽しめる。
また初回限定で、ベーコンやソーセージがセットになったお試しセット1000円もあり、オンライン限定なので見逃せない。
淡路島 山田屋の
淡路島でのびのび育った旬の野菜や果物で丁寧に作られるジャム。いちご農園を営む山田屋とあって、一番人気は「いちごジャム」(140g・648円)。が、いっぷう変わった味にも注目を。
夏には小松菜とキイチゴや、秋には柿と青レモンと、想像できない組み合わせが登場。ひと口味わえば「なぜ、これまでなかったのか」とうならされる。ほかにも、淡路島牛乳を使ったミルクジャムや、果物と野菜のミックスジャムなど、山田さんの独創性あふれる手作りのジャムをぜひ味わって。