小川館長に對龍山荘の概要を説明いただきながら、数寄屋造りの最高傑作と言われている建物、館内に展示されている美術品などを鑑賞しました。
東山と比叡山を借景にした庭園を建物から眺めると、ため息が出るような美しさです。窓に切り取られた景色や、庭園の滝の水音の反響まで、全て計算されて設計されているそうで、建物のあらゆるところから日本建築の細やかな心配りが感じられました。
近代を代表する庭園としての形態を持ち、また景観的にも非常に優れた庭園として、昭和63年(1988年)には国の名勝に指定されている庭園も、説明いただきながら約1時間かけて見学。庭園は季節でも表情を変えますが、1日の中でも時間とともに印象が変わっていきます。
建物も庭園も普段は非公開ということもあり、貴重な体験に皆様大変ご満足されたご様子でした。