もしかして『キレイな部屋にすること』が目的でお片付けをしなくては、と思っていませんか？

『キレイな部屋でないこと』が気になる方も多いように思いますが、片付けとはあくまで暮らしを快適にする『手段・方法のひとつ』でしかありません。
片付けることの本当の目的は『自分が快適だと思う暮らし』にあります。
例えば部屋の中が多少散らかっていても、自分や家族がニコニコと楽しそうに笑って暮らせていたら、合格点です。

片付けはご自身が『快適と思う暮らし』のためにおこなうもの。
『片付けをする』ことが目的ではないこと、知っておいてください。

お一人でお片付けをする場合、一気に進めようと考える必要はありません。
大切なことは常に自分の身の回りのもの1つ1つと向き合うこと。
長い時間でなくても問題ないので、1日5分などのスキマ時間を利用する、もしくは1日に手放すモノの個数を決めることもお勧めです。

一番の問題は時間が無いことではなく『無関心』。ご自身の日々の暮らしに対して興味をお持ちでない場合です。
しかし、こういったお片付けのブログを読まれている方は、お片付けに対して関心が高い方です。

まずは目の前にあるものを手に取って、ご自身が「残したいもの」であるかどうか、要不要を考えてください。決めることに長い時間は必要ありません、これも立派なお片付けの作業の一つです。

「気になるから」と、思い出の品物からお片付けをしようと考える方がいらっしゃいますが、なかなか進まなかったりしてお片付けが難しいと感じてしまい、手が止まってしまうことがあります。これはあまりお勧めできません。
お片付けは『よく使う場所』からおこなうと、その場所の使いやすさがアップするので、お片付けに対して楽しいイメージを持ちやすくなります。
例えば洗面台のボウル下の収納、もしくは玄関の下足箱、キッチンのカトラリー入れなど『範囲は狭いけどよく使う場所』から始めてみませんか。

会社や市役所、図書館などは『行く』と言いますが、それに対して住まいには『帰る』と言います。

住まいは、あなたが唯一『帰る』場所です。
あなたが唯一『帰る』場所である住まいは、例えそこに居られる時間が短い時間であっても、心の底からリラックスできる場所でなくてはいけません。
家の中をおろそかにすることは、ご自身をおろそかにすることであると考えてください。

ご自身の身体と心をいたわるように、住まいも大切にして欲しいと願っています。

いつも『すっきりお片付けブログ』をご愛読いただき、ありがとうございます。
このブログを読んだ皆さまがすっきりと毎日を過ごせるように、スキマ時間に読んでいただいても楽しい読みものになるように、今後も精進してまいります。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。