すっきりお片付けブログ
ラベル、
貼っていますか?
収納の仕上げ、
ラベルについて
片付けの基本は、「使っているもの、残したいと思う物を手元に残すこと」です。そして、「残す」と決めた物を収納していきます。
しかし、収納のカゴを買ってそこに入れたけれど、上手に元の状態に戻せずに結局散らかってしまう、家族が元の場所に戻せない、などのお悩みはありませんか?
実は、その原因は『ラベル』にあります。しまうことに満足してしまってラベルを貼っていない方を見かけますが、皆様はいかがでしょうか。
今回は以下の3つの状態を見比べていただき、ラベルの効果を体感してください。
① ケースで分けただけ
② 文字のラベルのみ
③ 文字のラベル+写真のラベル
こちらはおもちゃを種類ごとに分け、ケースに入れた状態です。
分けた本人はどこに何が入っているか分かっていても、いざ片づけてもらおうと思うと違う場所に入れてしまったり、中身が混ざってしまうことになります。
こちらはラベルライターでラベルを作成し、ケースに貼った状態です。
これだけでも中身がハッキリしました。ラベルには『中身を示す』という効果があるので、文字が読める子ども達ならこれで十分です。
しかし、おもちゃは対象年齢がもっと低い子ども達が遊ぶもの。
子ども達が分かりやすいラベルを用意してあげることも大切です。
こちらは先ほどの文字のラベルに加え、写真もラベルにして貼りました。
中身の分かりやすさがぐんと増したのが分かります。
お子さんの特性にもよりますが、写真もしくはイラストのラベルを文字ラベルと併用してあげると、お子さんたちが元に戻しやすくなります。
写真をラベルにするのはハードルが高い、と思った方は市販のイラストシールを利用したり、イラストを描いて貼るのも効果的です。
写真ラベルを作る場合は、ケースや引き出しを真上から見た状態で写真を撮るのがお勧めです。一目みただけで何が入っているかが分かりますね。
こういった話題を書くと、まずはラベルを貼ればいいのかと思わる方がいますが、まず必要な作業は『収納の中身を見直すこと』です。
ラベルを貼ろうとしているケースや引き出しの中には、本当に必要な物だけが入っていますか?
まずはそれを見直してから、ラベルを貼るようにしてください。
最後になりますが、何のためにラベルをするのか考えたことはあるでしょうか。
ラベルを貼ることは、中身を書いたシールをケースに貼る作業ではありません。
様々な効果がありますが、一番の役目は『ガイド板』です。
例えば、もしもスーパーでカレールーが買いたいと思ったら、まず天井に提げられているガイド板を見て「カレー」と書いてある列に向かいますね。
そして、『カレールー』と書かれた目印を見ながら陳列棚に向かっているはずです。
これがもしも、ガイドが無かったらどうでしょうか。
一つの品物を買う時にあちこちをウロウロと歩き回ることになり、結果として買い物に時間が長くかかってしまいます。
ラベルには置き場所を示すガイド板という役目とともに、探し物をする時間を減らすという効果もあります。
どうかラベルを貼る作業は、面倒と思わずにやってみてくださいね。
収納の仕上げとなり、探し物を減らし、出したものを元に戻しやすい状況を作ってくれます。