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重ねて収納できる
収納用品は、
本当に便利?

日本人の好きな
『収納用品』 タイトル背景 タイトル背景

100円均一ショップやインテリアショップなど、オシャレで機能的な収納用品が数多く販売されています。
日本は国民性のためか『美しく収納』することを好み、限られた収納スペースを活かすため “コンパクト、収納スペースを占めない”という売り文句の商品が注目され、人気が集まりやすい傾向があります。

少し前にレジ袋が有料化されましたが、エコバッグも『一瞬でたためる』や『畳むとコンパクト』などのキャッチコピーが付いた商品が話題になっていますね。

『重ねて収納できる』 タイトル背景 タイトル背景

今回のテーマは、先日購入した保存容器に書かれていた『重ねて収納できる』という売り文句について。

先ほども書きましたが、限られた収納空間を生かすため、コンパクトになることをアピールした広告のひとつがこの『積み重ねて収納できる』です。

しかし、実はお片付けの中では『重ねる』という方法は勧められていません。なぜなら使いたい時に使いにくくなるからです。

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実際に重ねてみる タイトル背景 タイトル背景

先ほどの保存容器を実際に積み重ねてみると、こうなります。
使うときは、以下の手順になりますね。

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(上の保存容器を使う場合)
① そのまま取れば使うことができる
② ただし急いでいる場合など、下の保存容器が倒れる場合もあるので注意が必要

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(下の保存容器を使う場合)
① 上に重ねた容器を取り外す
② 取り外した容器をどこかに置く
③ 下の容器を取る

このように、重ねてしまうと使うまでの間に多くの手間を取らなくてはいけなくなります。

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収納するときは、使う際に『使いやすく』収納することが最も大切。その際、取り出すまでに必要な手順は“ワンアクション”。一度の動きで取り出せる収納方法が最適です。

積み重ねることができるのは、コンパクトに収納できるという点では優秀な方法です。しかし、使う場合を考えると重ねることは不適切であると覚えておきましょう。

どうしても積み重ねたい タイトル背景 タイトル背景

しかし、それは分かるけど積み重ねないと収納ができない…という場合もあるはず。そんな場合は積み重ねられるのは2つまで、と意識してください。
食器棚の中でお皿を積み重ねる、フタ付きの収納ケースを重ねる場合も同じです。

2つという数の理由は先ほど述べた通り、取り出すまでの手間を少なくするため。
3つ以上のものを重ねてしまうと下の方のものを取り出すことすら面倒になるので注意してください。

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こういったコの字の形をしたラックを利用することもオススメです。上の容器を取り外すことなく下の容器を使うことができます。

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まず考えるべきは… タイトル背景 タイトル背景

「重ねないと収納ができない」と、収納用品をコンパクトにすることを考えるのではなく、重ねなくても収納できるような数の物を持つ、という意識を持つことが大切です。

何度か書いていますが、まずは現在手元にあるものを『使っているか、使っていないか』で区別し、使っているものだけを残す。
そして、それを収納すれば収納用品に頼らなくても使いやすくなるはずです。
収納用品が重ねられて便利かどうかの前に、お手持ちのものが本当に必要なものだけか、しっかりと見直ししてみるのはいかがでしょうか。

角型の容器 タイトル背景 タイトル背景

今回のテーマに挙げさせていただいた保存容器はカインズさんで販売されている『片手で開け閉めができる保存容器 正方形』です。
気に入っている点は以下の通りです。

・角型の保存容器なので、引き出し内でのおさまりが良い
・引き出し内にスキマ無く収納ができる
・片手で開け閉めができるので、開閉にストレスが無い
・透明なので中身が見えやすい

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保存容器のキャッチコピーには『重ねて収納できる』と書いてありますが、それをメリットと感じて購入したわけではありません。
収納用品を買う際は、いまの自分にとってどのような機能があると使いやすいかを考え、それに合う収納用品を探すようにすると失敗しにくくなりますよ。