すっきりお片付けブログ
「片づけなさい」
って
言っていませんか?
家族のモノとの
付き合いかた
寒さの厳しさも少しずつ薄らいでいき、少しずつ暖かさを増してきています。
これからの季節は、家を片付けてスッキリさせるグッドタイミング。
ですが、お片づけのお悩みでは「私は片付けて欲しいのに、家族が片付けてくれない」というケースも意外と多く見られます。
片付けてほしくて「片付けなさい」と言っているのに、家族が片付けてくれない。
こういった場合、どのように片付けを進めていけばいいのか、それを紐解いていきましょう。
そもそも『片付ける』とは、なにをすることでしょうか。
片付ける、と聞くと部屋をキレイにするというイメージをお持ちの方や後片付け、後始末のイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れません。
実は『片付け』とは、『出したものを元の場所に戻す』という行動のことを指しています。
出したものを元の場所に戻しにくいと、どうなるでしょうか。
物を収納の中にしまうことができず、出しっぱなしになる。
それが散らかっていく原因になります。
片付ける、ということは『出したものを元の場所にしまいやすい状態があってこそ』だということを、覚えておいてくださいね。
さて、そうなると、家族への『片付けなさい』と、ただ口で言うことは意味がない事にお気付きかも知れません。
そこで、家族へ片付けなさいという前にちょっと気を付けてみたいことをまとめてみました。
1.自分の身の周りは片付けていますか?
片付けには順番が存在し、その第一段階は持ち物を『使っている・使っていない』に分けていく『整理』という作業が必要になります。
これ、実はやり始めると意外に大変な作業だと気付くはずです。
なかなか終わらなかったり、せっかく出したのにしまうことが出来なかったり…。
そのうち出すことも怖くなって、片付けられないという話もよく聞きます。
ちょっと耳が痛いかも知れませんが、自分の身の周りが片付いて、探し物と探す時間がゼロで快適な生活を送っている方のみ、周囲の人に「片付けなさい」と言えるのだと、考えてみてくださいね。
2.人のモノはその人を映すのだ、と心得よう
あなたにとっては一見ゴミだと思えるモノでも、相手にとっては心から愛し、大切にしたいと思っているものかも知れません。
あなた自身が大切にしているコンサートのチケットや楽器、思い出の品物を「片付けなさい」と言われたら少しイヤな気持ちになってしまうのではないでしょうか。
相手も、それと全く同じことを考えているはずです。
もしも相手の持ち物を片付けたいと思う際には、その持ち主に「これ、使っている?これからどうしたい?」と一言聞いてから、決めてもらってくださいね。
3.片付けはコミュニケーション
片付けることは、「しなくちゃいけないこと」ではありません。
そして、自分と相手とは価値観がまったく違うということも頭に入れておかないといけないところです。
自分が片付け好きだからと言って、家族が好きとは限らない。
だからこそ、家族に「これ、使っている?どうしたい?」と家族の意思を確認することが大切になってきます。
そうすると何が起きるかといえば、小さい子どもであってもきちんと自分の意見を持ち、判断をしているのだと気付くはずです。
それを続けていくと、いつの間にか片付けはコミュニケーションの手段になっていきます。
「片付けなさい」と口だけで注意するのではなく、「あなたはどうしたい?」と相手に聞くことで、コミュニケーションができるのだとして片付けの事を考えてみてはいかがでしょうか。