すっきりお片付けブログ

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あなたの
「大事に保管する」
は、
本当に大事?
積もるホコリと
『大事にする』
の関係

秋の気配も落ち着き、段々と寒さが増してきましたね。
気がつけば今年もあと1ヶ月ほどで終わります。『すっきりお片付けブログ』を楽しんでいただいている皆様にとってどのような年でしたでしょうか。

今回のお片付けブログは、近づいてくる年末の足音とともに気になる大掃除にかかわること。
11月は『掃除・片づけ』を外注しようと依頼をする人も増えるそうです。年末に向けてご自宅をきちんと整えようと意識するタイミングなのでしょうね。

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皆様は『大掃除』と聞いてどんな作業を思い浮かべるでしょうか。
収納の中のものを取り出して、その中を拭いたり、窓拭きをしたり、サッシに溜まったホコリを掃ったりする作業を最初に思い浮かべるのではないでしょうか。

この『大掃除』ですが、その始まりは平安時代の宮中行事だったと言われています。
最初は宮中を掃除する、というだけではなく『厄払い』の意味合いが強く込められた儀式としておこなわれていたそうです。

室町時代に入ると「煤(すす)払い」と称して、神社仏閣を中心に、仏像や本堂を清める行事となりました。
現在でも、神社仏閣においては歳末の恒例行事となっています。
通常の箒(ほうき)や叩きが届かない建物・仏像の高所は、長さ数メートルの竹の笹の葉を使用し、「煤(すす)払い」をすることが多いらしく、その映像をテレビなどのメディアで見たことがある方も多いはずです。
この「煤(すす)払い」ですが、囲炉裏を使っていた当時は、家中にすす(煙や炎から出た黒い炭素の粉)がついていたため、それを落として新年を迎えていたようです。
現在は囲炉裏での煮炊きを家の中でしなくなったため、すすが家の中につくことは無くなりましたが、今積もっているものは『ホコリ』です

いつの間にか積もっている、掃除するのにやっかいな『ホコリ』。
今回は『大事にします』と言って保管しようとしている持ち物と、『ホコリ』の関係がテーマです。

『使うかも知れないから、
大事にします』 タイトル背景 タイトル背景

この『ホコリ』の話をする前に、片付けることが少し苦手な方がよく発する「捨てられないと思った時に言う言葉」をお伝えします。

「使うかも知れないから、大事にします」

いかがでしょうか?心当たりはありますか?
もしかして、あなたも一度はこの言葉を言ったことがあるのではないでしょうか。

しかし、この『大事にする』という言葉を言った後、あなたはその持ち物を本当に大事にしているでしょうか?
実は、その『大事にしているかどうか』のバロメーターとして見ていただきたいのが『ホコリ』なのです。

なぜ『ホコリ』は
積もるのか タイトル背景 タイトル背景

気がついたら持ち物を飾っていた場所にホコリが積もっていた。

ありがちな状況かも知れませんが、ひとつ考えてみていただきたいのは『なぜ、ホコリが積もるのか』ということでしょう。

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ホコリというのは、物が動かされていなかったり、放置されていたりという状況が続くと、物の周囲の空気が動かないために積もっていきます。
つまり、こまめにハタキをかけたり、使うために物を移動させるという行動が、ホコリが積もる状況を防ぐことになります。

『ホコリ』が積もっているということは、本当にその持ち物は大事にしている?本当に使うかもしれない?という状況を客観的に見ることができる、というわけです。

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持ち物にホコリを積もらせないためのコツは『片付ける』ことです。

①本当に大切にしたいと思うもののみを、自分の手元に残す
②手元に残したものは、ホコリが溜まらないようこまめに手入れをする
③ケースに入れてホコリがつくのを防いであげる

ひとつひとつは小さなアクションかも知れませんが、こういった行動を起こすことで『ホコリ』がつくことを防ぐことができますね。

大掃除を実行される際は、『ホコリ』のことや『煤(すす)払い』の出来事について思い出し、ご自身の持ち物の保管のしかたや保管の状態を客観的に見てみるのは、いかがでしょうか?