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子どもの作品は
「撮って捨てる?」
思い出を上手に
残していく方法

「片付けよう」と思い立ったときに、最初に『思い出』の物の片付けを思い浮かべる方がいらっしゃいます。
ですが実は、『思い出』の物から片付ける、というのは誤解なのです。

片付けの基本は『よく使う場所から』行うことです。
財布の中、カバンの中、引出しの中、キッチンの戸棚など、毎日よく使う場所から片付けていくようにすると、自然と片付けの力もついていくはずです。

ある程度家の中が片付いていたとして、いざ『思い出』の物を片付けていこうとすると手が止まり、判断ができない方も多いかもしれません。

今回は、筆者のところに寄せられた
「子どもの作品は『撮って捨てる』のが良いと聞き、実践しようとしましたが、なかなかできません。良い方法はありませんか?」
という質問に回答する形で、思い出の品物(特に子どもの作品)を上手に残していく方法についてお伝えします。

どうして
『子どもの作品』は
処分しにくい? タイトル背景 タイトル背景

その理由は…
●子どもの成長過程を残しておきたいから
●必要になる時が来るかも?と思ってしまうから
●将来、子どもと思い出を見返したいと思うから
●思い出の残し方が分からないから
●捨てるのがもったいない気がするから

他にさまざまあると思いますが、以上のような理由から『子どもの作品』は、なかなか手放すことができず、ついつい保管しておきたくなるのかもしれません。

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『子どもの作品』の
思い出は誰のもの? タイトル背景 タイトル背景

片付けでは、「自分が判断できるのは『自分の持ち物だけ』」というルールがあります。
つまり、子どもの作品を残す目的をまず考えてみると良いでしょう。

① 子どもが『自分のため』に残したい
(子どもの思い出)

こちらは、お子さん自信が「自分の思い出に」ととっておきたがるパターン。
上手に描けたお絵描き、良い点数のテスト、など色々あります。

② 親が『子どもの成長記録のため』に残したい
(親の思い出)

こちらは親が、子どもの作品を残したいと思うパターン。
成績表、身体測定の記録、漢字のノート…など。

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「子どものために…」は
要注意 タイトル背景 タイトル背景

ここで注意しておくべきは、①でも②でもなく、親が「子どものために…」と思って、残しておくパターン。
これは実は注意が必要で、お子さん自身は「特に残してもらわなくても大丈夫」と思っているケースがあります。

つまり、『子どもの作品』を残したいのは誰のため?という点をハッキリとさせておく必要があります。

「子どものために…」と思って残そうとしている場合、多くは『(親の)自分が捨てたくない』という気持ちであることを意識してみましょう。

もしも「子どものために…」と思っているのなら、まずお子様自身に『作品』を保管したい気持ちがあるか、見返したい気持ちがあるかを確認してみるといいですね。

撮って捨てなくても
大丈夫!
『子どもの作品』の
残し方のポイント タイトル背景 タイトル背景

雑誌などでは、子どもの作品の保管方法について『子どもと一緒に写真を撮ったら処分できる』と書いてあるケースがあります。これを曲解すると『子どもの作品は撮ったら捨てなくてはいけない』と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし実際は、『作品がもっとも美しい状態の時を写真に収めておくことで、手放す時の罪悪感をなくす』ためだと捉えてください。

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そして『子どもの作品』を残そうと決めたときは、残し方のポイントがあります。

・納める量を決める
・納める場所を一箇所にまとめる

「撮ったら=すぐに捨てる」のではなくこの2つを守るようにしましょう。

もし、
★作品をあちこちに飾る → 飾るだけで満足して、ホコリを被っている
★作品をあちこちに飾っているので、どのぐらいの量なのか分からない → 集めてみたら、驚くほど沢山あった
などの状況になっている場合は、まずは残しておきたい作品を選び取り、一箇所で保管することから始めてみませんか。