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お菓子作りの
タイミングは
片付けにも
ベスト!?
「製菓材料」を
見直してみませんか

皆さまは「片付けよう」と思ってこのコラムをいつも読んでくださっているかと思います。前回のコラムでは、片付けの計画を立ててから片付けていくと良いとお伝えしました。

計画も無いまま闇雲に片付けてもうまくいきません。計画を立てずに収納ケースを買ってみたものの、買った収納ケースを開封するのが面倒くさくなって断念した経験がある人もいます。
ただ「片付けよう」と思っても断念してしまい、⼀体どうたらいいのか、と思う人もいます。

特に、たまにしか使う機会がない道具などは、普段はその姿を目にしないため収納の見直しはしにくいです。
そこで、「その作業を行った時」を、ものの見直しのタイミングにしてしまう方法があります。

例えば「お菓子作り」の製菓アイテムなども、その⼀つです。
お菓子作りは、「平日はやらないけど、休日はやろう」という、特別な時間を持てる趣味として捉えている方も多いです。
雑誌などで簡単に作れるお菓子のレシピを見かけたり、ストレス解消のためにお菓子作りをする方もいらっしゃいます。砂糖やバターを練り、小麦粉を加えて形を整え焼いて、部屋中に広がる甘い匂いを胸いっぱいに吸い込むと、とても満たされた気持ちになっていきますよね。

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しかし特別な時間だからこそ、趣味として道具を買い揃えたくなるものですが、管理できるキャパシティを超えると、増えた製菓アイテムであっという間にキッチンが使いにくくなってしまいます。

そのため、特別な時にしか出番がないものは「見直すタイミング」を意識することが大切です。
お菓子作りのタイミングは、お菓子を作る道具を見直す絶好のタイミングです
今回は「製菓アイテム」の見直し方法に挑戦してみましょう。

製菓アイテムとは タイトル背景 タイトル背景

製菓材料とは、字の意味の通り「お菓子を作るときに必要な材料」です。
ここには、以下のような種類のアイテムが含まれますね。

① 材料
お菓子を作るときに必要になる材料、消耗品。
チョコレート、生クリーム、バター、砂糖、塩、バニラエッセンス、小麦粉、中力粉、強力粉、ナッツ類、ココア類、アーモンドプードル、ドライフルーツ、ベーキングパウダー、ホットケーキミックスなど

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② 製菓道具
お菓子を作るときに欠かせない「道具」。
素材は様々。
ヘラ、スクレーバー、泡立て器(手動、電動)、はかり、計量カップ、ボウル、バット、ふるい、めんぼう、ペストリーボード(めんだい)、大さじ・小さじ、絞り袋、絞りがね

③ 焼成用の材料
お菓子を「焼く」とき、焼いた後に必要になる道具。
金属でできているものや、フッ素等で加⼯されているものがある。紙素材の焼き型は⼀度使うと再利用はしにくい。
鉄板、クッキングシート、型、ミトン、クッキークーラー(ケーキクーラー)

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見直しの方法 タイトル背景 タイトル背景

前回(直近)のお菓子作りに、いつ使ったかどうかを基準にします。
年に1回使っているか、そこが持ち物を【見直す基準】にもなります。

最近使っていないけれど、今後また使うかも…と思う場合は、使う場所に置くのではなく紙袋などに入れて、使う場所からは外しておきます。
この考え方を「保留」と言います。
(挙げている道具は⼀般的なものです。このほかにも対象となる道具は多くあります)

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① 材料
材料は、すべて食品です。特に乳製品(生クリーム、バター)も多いので、賞味期限が早いものが多いです。
長期間の保管には向かないので、お菓子作りのたびに購入するようにしていきましょう。

② 製菓道具
日常の調理と併用できる道具と、お菓子などを作る特別な場合の道具に分けられます。

日常の調理と併用できる道具
ヘラ、スクレーバー、泡立て器(手動)、はかり、計量カップ、ボウル、バット、ふるい、大さじ・小さじ

お菓子など、特別な場合に使う道具
泡立て器(電動)、めんぼう、ペストリーボード(めんだい)、大さじ・小さじ、絞り袋、絞りがね

③ 焼成用の材料
こちらも「製菓アイテム」と同じで日常の調理と併用できるもの、特別な場合に使う道具に分けられます。

日常の調理と併用できる道具
クッキングシート、ミトン

お菓子など、特別な場合に使う道具
鉄板、型、クッキークーラー(ケーキクーラー)

置き場所を⼯夫する タイトル背景 タイトル背景

先ほどの製菓材料を「使う頻度」で分けたら、それらの置き場所が使いやすい場所になっているかを考えます。
日常の調理と併用できる道具については、使う頻度はかなり高くなります。大さじ・小さじ・ヘラなどは毎日でも使う、という人もいます。その場合はキッチンのワークトップにある引き出しやカウンターの上、シンク下の引き出しなど、「取り出しやすくてしまいやすい」場所に配置します。

普段あまり使わない道具は、キッチンのワークトップなど使いやすい場所は避けます。
あまり使わないものを「よく使う場所」に入れておくと、逆に使いにくくなってしまいます。

しまい方を⼯夫する タイトル背景 タイトル背景

小さいクッキーの型は、チャックが付いた袋などに入れておきましょう。
使う用途に応じてグループごとにまとめておくことも大切です。
これを「グルーピング」と言います。

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最後に タイトル背景 タイトル背景

今回は【製菓材料】にスポットを当てて、それらの片付けについて書きました。
このコラムをきっかけに、キッチンに置いているお菓子作りの道具の見直しをしていただけたら幸いです。