すっきりお片付けブログ
「ノートがなくなる
前に言ってよ」と
言わないために、
片付けルールで
自発的に
伝えてくれる
仕組みを作ろう
新学期が始まってしばらく経ちました。
新しい制服や新しい靴に身を包んだ子どもたちの姿も少しずつ様になり、またひとつ大きくなった頼もしさを感じます。
子どもが大きくなっていくにつれて、親としての私たちが忘れがちになることは、「相手はまだ子ども」という点です。
例えば「学習ノート」の減り具合。
子どもには「減ってきたら言ってね」「なくなる前に言ってね」と伝えているはずなのに、なぜか毎回、なくなってから急に「なくなった」と言われて慌てることはありませんか?
「あれだけ伝えているはずなのに、どうしてわかってくれていないんだろう」と不思議に思っている方もいるかもしれません。
子どもがいる家庭の場合、片付けは常に課題となります。
子どもは自分で片付けることができないため、できるようになるまでは親が手伝わなければなりません。今回の記事では、親の声掛けの手間を少し減らす、「子どもからノートの減り具合を伝えてもらえるようになる」コツについて紹介します。
親にイジワルをしようと思っていたり、「わかっていない」わけではないはずです。
そして、勉強や習い事、日々目の前に起こることに一生懸命になった時の集中力は、大人以上になるのが子どもの特徴かもしれません。
「言おうと思っていたけど、忘れていた」
「あとで言おうと思っていた」
「ページが少なくなっているのは見ていた」
という、「子どもあるある」の言葉も、決して嘘ではないのでしょう。
頭ごなしに「なんで言わないの」と親が不機嫌になるのではなく、どうやったら伝えてくれるようになるかを考えてみることが大切です。
ノートの件に限らず、子供がいる家庭では【片付けの仕組み作りとルール】を決めることが重要です。
仕組みを作り、ルールを決めることで、片付けることが習慣になります。
仕組みやルールは簡単で分かりやすく、守りやすいものにすることが望ましいです。
子どもは遊びを通じて成長するため、片付けを楽しんでもらうキッカケを用意することが大切です。
片付けを楽しむことで、子どもは自分で片付けることを進んでやるようになります。また、親も一緒に片付けることで親子のコミュニケーションを図ることができます。
口頭で注意した場合、子どもたちはその場では反省しても根本の解決にはなりません。
「楽しい」と感じてもらえる仕組みを考えましょう。
私たちは様々な「目印」を目にしていて、それに沿って無意識に行動しています。駅のホームで電車のドア位置を示す表示や、スーパーの店内の案内看板、ノートに赤文字やふせんで書かれたものを「重要事項」だと判断するのも「目印」の力の代表例です。
これを片付けにも応用することで、子どもたちとルールを決め、子どもが自分から楽しく行動してもらえる環境を作りましょう。
この「目印」を、先ほどのノートの残り枚数を親に伝えてもらう仕組みにしていきます。
やり方はとても簡単です。ノートの終わりの方に【ふせん】を貼るだけ。
そこに「残り●ページなのでお母さんに教えてね」というメッセージを残しておきます。
すると、子どもはノートをめくって【ふせん】を目にすると、ノートの残り枚数を判断して、親に伝えられます。
「残り枚数が少なくなったら教えてね」と口頭でいうだけではなく、「ノートを使っていって、この【ふせん】のページが出たら教えてね」と伝える方が、子どもも行動しやすいでしょう。
是非、お試しください。
子どもが片付けをすると、時間がかかることが多いです。
親である自分がやった方が早い、と思ってつい手を出してしまうこともあるかもしれません。
しかし、ルールを守り、楽しむことができれば片付けもスムーズに行うことができます。
子どもが自分で片付ける習慣を身につけることで、将来的には自分で整理整頓することができるようになります。小さい一歩かもしれませんが、子どもが自分で伝えられる仕組みをスタートしてみましょう。