すっきりお片付けブログ
すっきり収納!
お正月準備で
暮らしを整える方法
年末が近づくと、新しい年を迎える準備が始まります。鏡餅やしめ縄、お重、祝い箸…。年に一度しか使わないけれど、新年を彩るのに欠かせない「お正月用品」の収納に、頭を悩ませていませんか?
特に、収納スペースが限られているご家庭では、オフシーズンの間、どこにしまうかが大きな課題です。
今回は、収納のプロも実践している、お正月用品の整理術をご紹介します。
使用前の準備から、片付けのコツ、来年へつなげる工夫まで、この年末を機に、一年中すっきりとした住まいを保つシステムを整えましょう。
お正月準備を始める前に、まずはお持ちのお正月用品をすべて見渡してみましょう。
収納を成功させる鍵は、「一度すべて出し、何がどれだけあるか把握すること」です。
●アイテムをチェックする
・本当に必要か見極める:
去年使わなかった祝い箸が残っていませんか? 壊れてしまった飾り物はありませんか? 一つひとつ確認しましょう。
・来年も使うか判断する:
来年以降も使い続けたいものと、今年で処分するものを分けます。しめ縄や鏡餅など、一度きりの使用が前提のものは、この段階で来年の購入リストに加えておくとスムーズです。
・家族と相談する:
家族が大切にしている思い出の品や、毎年飾るのを楽しみにしているものがあるかもしれません。一緒に話し合いながら進めると、後々のトラブルを防げます。
お正月用品は年に一度しか使わない「低頻度アイテム」です。そのため、日常的に使う場所とは別の場所に収納するのが効率的。
最適なのは、クローゼットや押し入れの最上段・最下段、ベッド下の引き出し、天袋など、「出し入れに手間がかかっても問題ない場所」です。
●収納グッズの選び方
・統一感と保護を両立:
収納ケースは同じシリーズで揃えると、見た目がすっきりするだけでなく、重ねて収納しやすくなります。
・重箱や鏡餅:
重さやサイズがあるので、丈夫なプラスチック製のボックスがおすすめです。
・しめ縄や正月飾り:
型崩れしやすいものは、平らな収納ボックスや、大きめのチャック付き袋に入れてファイルボックスに立てて保管する方法もあります。
お正月が終わり、いざ片付けとなると、ついついまとめてしまいがちですが、少しの手間をかけるだけで、来年のお正月準備がぐっと楽になります。
●汚れをきれいに落とす
・食品に触れたもの:
重箱は、しっかりと洗浄・乾燥させることが大切です。乾燥しきれていないとカビの原因となるため、水分を完全に拭き取ってからしまいましょう。
・台座や飾り:
ほこりを払い、汚れを拭き取ります。
●アイテムをまとめる
・小さな小物をひとつに:
祝い箸や箸置き、小さな飾りなど、バラバラになりやすいものはチャック付きの袋や小さなボックスにまとめます。
・購入時の箱を活用:
もともと入っていた化粧箱やパッケージは、型崩れや傷つきを防いでくれるので、捨てずに活用しましょう。
●ラベリングを忘れずに
・ケースの外側にラベルを貼る:
「お正月用品」と大きく書いたラベルを貼りましょう。
・中身を具体的に:
「鏡餅・重箱セット」「祝い箸・箸置き」など、中身が具体的に分かるように記載しておくと、探す手間が省けます。
これらのステップを踏むことで、来年の準備は「ラベルを見てケースを取り出すだけ」という手軽さに変わります。
お正月用品の収納を見直すことは、単にモノを片付けるだけでなく、年末年始のバタバタを減らし、心のゆとりを生み出すことにもつながります。
毎年同じ場所から同じように取り出し、片付けられるシステムを一度作ってしまえば、それ以降は無駄な時間と労力を費やす必要がなくなります。
まずは「今、何を持っているか」を把握することから始めてみましょう。そして、「低頻度ゾーン」を賢く活用することで、一年中快適で美しい住まいを維持できます。
今年こそ、お正月用品の収納を見直して、来年も再来年も、心穏やかに新年を迎えられる体制を整えてみませんか?