大阪・梅田の施設「グランフロント大阪」（大阪市北区）内にて、サントリー（本社：大阪市北区）のウイスキー「山崎」の魅力を発信する映像シアターブース「ＴＨＥ　ＹＡＭＡＺＡＫＩ　ＤＩＳＴＩＬＬＥＲＹ　ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ」が、５月３０日にオープン。

■ 巨大シアターで工場ツアー、試飲ではペアリングも

同ブースは、施設北館２階にある「ＳＵＮＴＯＲＹ　ＷＨＩＳＫＹ　ＨＯＵＳＥ」の一部分に誕生。現在、人気のため工場見学の予約が取れない「山崎蒸溜所」でのものづくりの特別映像を、工場ツアーと同じ過程で観ることができ、さらに試飲もできるサントリー初の試みだ。

同ブースでは最初に、縦２.７メートル×横６.３メートルサイズのシアターがある部屋に案内され、「山崎蒸溜所」に関するウイスキーづくりの歴史や過程を観ることができる。まず部屋が真っ暗になり、鳥のさえずりや水の音で自然を感じながら、仕込み・発酵→蒸留→貯蔵→ブレンドについて学ぶことができる仕様に。

映像では、通常の工場ツアーでは見ることのできない蒸留窯の中の様子も映されるため貴重だ。席とシアターの距離も約２.５メートルと近く、立体感＆臨場感を味わいながら映像に浸ることができるのもここならでは。

約１１分の映像が終わると、普段はボトルキープをしていないと入れないバー「ＷＨＩＳＫＥＹ　ＢＯＴＴＬＥ　ＢＡＲ」に移動し、スタッフの説明とともに「山崎１２年」と生チョコレートのペアリングが楽しめる。まずはウイスキーのストレートの色や香り味を堪能し、そこから水・氷・ソーダなどを足していくことで、その場で風味の違いを比べられるのもうれしい。

また、通常の工場見学は約８０分だが、ここでは約３０分で体験可。サントリー担当者は「現在は大阪での展開のみの予定です。没入感を味わえるようにシアターや椅子にもこだわったので、工場を実際に歩いているような、ここだけの体験が楽しめると思います」とコメント。梅田の新たな観光スポットになるかもしれない。

「ＴＨＥ　ＹＡＭＡＺＡＫＩＤＩＳＴＩＬＬＥＲＹ　ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ」は、「グランフロント大阪」北館２階の「ＳＵＮＴＯＲＹ　ＷＨＩＳＫＹ　ＨＯＵＳＥ」内に設置。予約は６０日前からの先着順で定員９名。料金３０００円、ほか詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真／Ｌｍａｇａ.ｊｐ編集部