丁寧に時間をかけて心地よい素材感に満ちた空間を

丁寧に時間をかけて心地よい
素材感に満ちた空間を

Y様と初めてお会いしたのは2017年のこと。それまでに別のリフォーム専門業者へも相談されていたそうですが、しっくりこないところがあり、弊社リフォームへ相談してくださいました。お話を伺って感じたのは「自分たちのペースで本当に納得のいく住まいをつくりたい」という想い。私たちはそのような想いに応え、約9ヶ月をかけて丁寧にプランを練り上げていきました。

こだわりの木の素材感と
個性を感じさせる素材の調和

Y様がもっともこだわられたのは、木の素材感です。「時間とともに風合いが変化していくもの」というご要望にお応えし、キッチン扉面材などにぬくもり豊かな「無垢の木」を採用しています。実物をお見せしてご提案したとき、「まさにイメージ通りです」と喜んでくださいました。キッチンカウンター上部の3連のペンダント照明はY様ご自身で選ばれたものなのですが、無垢材はこのようなアンティーク調のインテリアアイテムとの相性も良く、温かみを感じられるキッチンになりました。

その他の空間の素材を選ぶ際も、このシステムキッチンの無垢材を基準にして決めていきました。リビング・ダイニングにはモルタル調のアクセントクロス、洋室にはデニム調のアクセントクロスを採用。空間全体のナチュラルな雰囲気と調和しながら、さりげなく個性を感じさせる素材をちりばめています。

空間のつながりを感じる
スクリーンパーテーション

洋室の間仕切りに採用した天井まであるスクリーンパーテーションも特徴です。半透明で光を透過させる樹脂製素材となっており、締め切った状態でも空間のつながりを感じられ、黒のフレームが空間のアクセントとなっています。他にも細部のデザイン・仕様について、Y様のライフスタイルを細やかにヒアリングし、一つずつ決定していきました。

お客様にとって
理想の暮らしを叶えられる
住まいのあり方をご提案

また、家事効率に配慮して洗面室への動線も新たに作っています。以前は、キッチンから一度廊下へ出ないと洗面室へ出入りできなかったのですが、キッチンと向かい合う部分に引戸の位置を変更してスムーズに出入りできるようにしました。また、洗面室にはタオルなどをさっと取り出せるオープンラックを設計するなど、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分けています。

Y様が、ご自身にとっての「理想の暮らしのスタイル」についてたくさんお話しくださったおかげで、私たちもその想いを共有してご提案をすることができたと思っています。この住まいが、Y様にとっての理想の暮らしを叶えるものとなれば幸いです。