タイトル

初めまして。
この度、阪急不動産お客さまセンターより、お手入れ方法や取扱方法、暮らしのQ&Aなど、住まいるアドバイスをみなさまにお届けすることになりました。月1回ではございますが、ほんの少しでもお役に立てていただければ何よりでございます。 さて、12月は何かと忙しくなりますが、そろそろ大掃除の準備にとりかかり、年末年始をピカピカのお部屋で迎えたい方々も多いことでしょう。1日ですべてのお部屋を大掃除するのは大変なので、お天気の良い日はバルコニーとサッシのお手入れをしませんか?
お手入れする「順番は高い場所から低い場所へ」が基本ですが、網戸が汚れていると、外側の窓ガラスに汚れが移ってしまったり、バルコニーの床が汚れてしまいますので、始めに網戸からお手入れします。今回は網戸を外さないお手入れ方法をご紹介します。

アドバイス01

最近網戸の開け閉めがスムーズじゃなくなった…

網戸

まず、掃除機のすき間用ノズルで網戸についたほこりを吸い取ります。ノズルを強く押し付けると網がよれてしまいますのでご注意ください。 掃除機のすき間用ノズルがない場合は、反対の面に新聞紙をあてると吸いやすくなります(外部にバルコニー等がない箇所では危険ですのでご注意ください)。 アコーディオンタイプの網戸の場合は掃除機ではなく、ぞうきんでやさしく拭いてください。

網戸サッシ

最近網戸の開け閉めがスムーズじゃなくなった…という事はありませんか?サッシ下部のレールにゴミやホコリが溜まるとスムーズに開閉ができなくなりますので、サッシブラシなどを使ってレールの排水用のすき間や穴を使って掃き出しましょう。 サッシ枠の上部、横のレールもお手入れしましょう。

アドバイス02

窓ガラスをお手入れしましょう

網戸がきれいになりましたら、次は窓ガラスをお手入れしましょう。 乾拭きをしてほこりを取り、水拭きした後、仕上げにもう一度乾拭きして完了!(外部にバルコニー等がない窓ガラスの清掃は転落等に注意し、無理をしないようお願いします。)
汚れがひどく中性洗剤を使用する場合は、記載されている注意事項をご確認の上、使用してください。高い場所に吹付ける場合は目に入らないようにし、室内側の窓ガラスに吹付ける場合は、床にぞうきんや新聞紙を置いておくと洗剤の飛び散りを防止できます。また、洗剤を吹付け過ぎると拭き取りに時間がかかってしまいますので、ご注意ください。

アドバイス03

バルコニーのお手入れです

換気口

では、バルコニーのお手入れです!
バルコニーには換気をする為の換気口があり、お手入れせず汚れたまま放置していると目詰まりし、換気機能の低下や室内に設置している機器の異音発生の原因にもなりますので換気口の網に付いているゴミ・ホコリはブラシや掃除機で取り除きます。

換気口

汚れがひどい場合、中性洗剤を浸した布で汚れを拭き取り、洗剤分が残らないように乾いた布でよく拭き取ってください。
換気口は高い場所に設置している事が多い為、お手入れする際は、踏み台などを利用して安全な体勢かを必ずお確かめください。

バルコニー長尺シート

バルコニー長尺シートの日常の汚れは水または中性洗剤をデッキブラシ等で取り除いてください。汚れが取れにくい場合はアルカリ性洗剤等で拭き取っていただければ比較的簡単に拭き取ることができます。
洗剤を使用した場合、洗剤が残ると変色の恐れがありますので、最後は水拭きをしてください。また、床のお手入れなどで大量の水を一気に流すと、下階へ漏水する可能性がありますのでご注意ください。

バルコニー床

バルコニーの床のお手入れが終わりましたら、最後はお手入れの際に溜ったゴミや、外部から飛んできた葉っぱなどを取り、排水溝をきれいにしましょう。排水溝にゴミが溜まり詰まってしまうと、下階へ漏水してしまう恐れがあります。

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したお手入れ以外にも、バルコニーにはエアコン室外機や物干し金物、トランクルームなどが設置されている場合は是非この機会にお手入れしましょう。なお、外部に面している部分のお手入れは、外部へのゴミ・水などの飛散やお手入れするご自身の安全に十分にご注意ください。また、外部はお部屋の中よりも汚れやすい為、大掃除の時だけではなく、こまめにお手入れしていただき、来年の大掃除をもっと楽チンにしましょう!!
来月は室内外の温度差が激しくなる冬季に発生しやすい結露について、対策とお手入れのポイントをお伝えいたします。
では、みなさま良いお年をお迎えください!