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HOC

春の訪れは嬉しいのですが、スギ花粉の飛散も始まり、花粉症が心配な季節になりました。テレビなどの花粉情報で「多い」と表示されていると、外出するのも億劫になってしまいます。天気がよく気温が高い日は、花粉の飛散が助長されますので、おでかけ日和でもマスクや眼鏡など対策グッズはかかせませんね。

花粉症の症状を和らげると言われる食べ物や飲み物も多くありますが、バランスの良い食事を摂るように心がけることが一番です。

ところで、先月、阪急不動産オーナーズ倶楽部会員様へ郵送いたしました、会報誌と「HOC会員様へのご案内(2015年2月~5月)」はご覧になっていただけましたでしょうか。

この度、このHOCホームページコンテンツ「住まいるアドバイス」では皆様の「住まいのお手入れ自慢」を募集することとなりました。色々なお手入れ方法がテレビやインターネットで紹介されていますが、まだまだ広まっていないお手入れ方法があると思います。また、一般的に広まっているお手入れ方法を、独自にアレンジして新しいお手入れ方法としてあみ出した方もいらっしゃるはずです。簡単にできるものから、プロも顔負けのようなお手入れ自慢をお待ちしております。

今回の住まいるアドバイスは、お手入れ方法を募集していることもあって、お客さまセンター担当者が試したお手入れ方法のお話をしたいと思います。

春

今回のアドバイス

アドバイス01

水垢には「酢」

水垢

さて、キッチンの水栓まわりやシンクに濡れている時は分からないけれど、乾くと水滴跡が白っぽくなっている。しかも、クレンザーやメラミンスポンジなどを使っても取れない…なんてことありませんか?

この水垢は水に含まれるカルシウムが原因です。毎日水気を残さず、拭き取れば水垢の発生も防ぐことができるのですが、隅々まで拭き取れないこともありますよね。しかも、水垢はアルカリ性なので、中性洗剤で落とすことができず、ついついそのままになってしまっている方も多いのでは?

水垢

ご存じの方も多いと思いますが、この水垢には「酢」が効くそうです。酢は弱酸性なので、水垢のアルカリ性を中和する効果があるということです。酢であれば万が一肌にかかったり、口にはいったりしても食べられるものなので、洗剤よりも安心して使えますね。酢の成分入りの洗剤も販売されているくらいですから、酢を使ってお手入れしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そんな気になる「酢」を使ったお手入れを試してみることにしました。用意したのは、酢(今回は穀物酢を使用)・キッチンペーパー・パッドで、すべて家にあったものです。

水垢

まず、酢で浸したキッチンペーパーを水栓の根元に巻いてみました。以前からこの場所の水垢が気になっていたのですが、もちろんクリームクレンザーや中性洗剤でお手入れをしても取れず諦めていました。

さて、このまま3分間置いておきます。どのくらい水垢が取れるのか楽しみですね。

水垢

3分経過しましたので、キッチンペーパーで擦ることもなく外し、水でよく洗い流した後、乾拭きしました。写真では分かりづらいかも知れませんが、水栓の根元の水垢がきれいに取れました。水垢が取れてしまったので、以前水垢を取ろうとして擦った傷が目立ってしまいました…。こんなに簡単に水垢が取れるならば最初から擦らずに酢を使うべきでしたね。

ちなみに、水栓のレバーハンドルや吐水口付近にはそれほど水垢は付着していませんでしたが、巻いていたキッチンペーパーで拭いたところ曇りが取れてピカピカになりました。

水垢

水垢といえば、キッチン以外にも気になる場所がありますよね。キッチンで大成功だった酢を使ったお手入れですが、浴室の水栓や鏡ではどうでしょうか。同じような水垢に見えますが、酢の効果はあるのでしょうか。折角なので色々試してみました。

水垢

こちらも酢で浸したキッチンペーパーを載せてみました。鏡の場合、貼り付けるようにしてみましたが、浸した酢がポタポタと下に垂れてきました。置く時間はキッチンより頑固な水垢のようでしたので、5分間にしてみました。

ちなみに、換気していても浴室内は酢のにおいが充満しました。

水垢

さて、どうでしょうか。これも写真では分かりづらいかも知れませんが水栓の方は、キッチンの時と同じように水垢や水滴跡が取れて、ピカピカになりましたが、鏡の方は少し取れたかも…と思う程で完全に除去することはできませんでした。おそらく、酢がポタポタと下に流れてしまい、中和する本来の酢のチカラが発揮できなかったのかも知れません。それともキッチンでは使用しないシャンプーなどの成分は酢では中和できないのでしょうか。

次回は、下に垂れてしまわないよう対策し、酢を当てている時間を長くして試してみることにします。

お手入れで酢を使うにあたって、酢のことを色々調べてみたのですが、カラダにいいだけではなく、雑菌の繁殖を防いだり、生臭いにおいを消臭したり、コップに付いた茶しぶなども取れるそうです。お家に酢があるだけで一石二鳥以上ですね。

また、クエン酸も酢と同じ効果があるそうなので、酢のにおいが苦手という方はクエン酸でお試しください。但し、酢やクエン酸を使ったところは中性となりますが、他に影響がでないとも限らない為、よく水で洗い流すことがポイントです。

最後に酢を使う際の注意ですが、鉄の部分に使うと錆びてしまい、大理石に使うと表面が曇ってしまい艶がなくなってしまいます。他にも、塩素系の洗剤と同時に使うと成分が混ざって有毒なガスが発生する可能性がありますので絶対に使わないでください。

「住まいのお手入れ自慢」は3月末まで募集しております。今回の酢をもっと活用したお手入れでも構いませんので、ご応募お待ちしております!!