タイトル
紅葉

日に日に秋が深まり、そろそろ紅葉狩りの季節ですね。

そういえば、どうして紅葉狩りは、紅葉を見るだけなのに「狩り」と言うのでしょうか。由来については、色々諸説があるようですが、狩猟をしない平安貴族が、自然を鑑賞したりすることを「狩り」という言葉で表現したと言われています。

1200年前から行われている紅葉狩り。冬目前の晩秋にしか楽しむことができませんので、名所と言われる場所に出掛けるもよし、近所の街路樹で秋を感じるのもよし、紅葉狩りを楽しんでくださいね。

紅葉狩りを楽しんでくださいとお伝えしたものの、冬が近づいているということは、大掃除の時期も近づいています。年末に慌てないためにも、計画表を作成して、消耗品や洗剤の在庫確認をそろそろ始めませんか?

電池や洗剤などは近所のスーパーやコンビニ、量販店などで購入することができますが、フィルターや浄水器カートリッジなど、メーカーに注文してから商品が届くまで数日かかる場合がありますので、早めに注文しましょう。

アドバイス01

大掃除前に給排気口フィルターのお手入れ

給排気口

これまでにも、「住まいるアドバイス」では色々なお手入れ方法をご紹介していますが、まだまだ給排気口のフィルターのお手入れ方法のお問い合わせは多く、入居後一度もお手入れをしたことがないという方もいらっしゃるようです。

給排気口のフィルターに汚れが溜まってしまうと、正常な換気ができなくなるだけではなく、壁紙が汚れる場合もあります。また、浴室暖房乾燥機など機器にフィルターが装着されている場合は、機器作動時に異音が発生することもあります。

給排気口

先日、リビング・ダイニングや洋室などに設置されている給気口(左写真 メーカー:㈱ユニックス)をお手入れしましたので、今回は、以前にお伝えしたよりも詳しくお手入れ方法や注意点をお伝えしたいと思います。

まず、給気口フィルターの汚れを確認するために、前面の「風量調整板」という部品を取り外します。メーカーや品番によって取り外し方法が異なりますが、この給気口は風量調整板を全開状態にして両端を持ち、上方向にスライドして外します。

給排気口

風量調整板を外したところ、フィルターは左写真の通り真っ黒でした…。これだけ汚れていると給気口本体まわりの壁紙も埃などが付着して黒くなっていました(○部分)。

このフィルター、どのくらいお手入れしていなかったと思いますか?普段は3ヶ月に1度、各フィルターを点検しているのですが、あまり使わない部屋ということもあり、6ヶ月お手入れしていませんでした。壁紙の汚れも、「カーテンの影かな…」と思っていましたが…。

では、フィルターを外してお手入れしましょう。

給排気口

フィルターには爪が4ヶ所あり(矢印部分)、爪に指をかけ手前に引くと取り外せます。取り外す際に、フィルターに付着していた埃などが床に落ちてしまったので、お手入れする時には床に新聞紙や雑巾を敷いておくことをお勧めします。

普段は掃除機で埃を吸う程度なのですが、今回は水洗いすることにしました。

フィルター

取扱説明書には熱湯では洗わないでくださいと記載されていますので、水で洗ってみましたが、さすがに新品の時のように真っ白にはなりませんでした。ゴシゴシ洗いたいところですが、フィルターが破れるかも知れないのでもみ洗いは禁止です。

本体のお手入れに使っても良い中性洗剤は、フィルターにもは使ってもいいのでしょうか?メーカーに確認したところ、汚れがひどい時は薄めた中性洗剤を使用しても良いそうです。ただ、漂白剤で漬け置きするのは禁止とのことでした。

フィルター

今回は中性洗剤を使用せずに、水洗いだけでしたが、どうでしょうか。左写真ではあまり汚れが落ちていないようにも見えますが、お手入れする前と比べてみるとかなりきれいになったと思います。

フィルターを乾かしている時によく見てみると、最初の頃よりフィルターの目が粗くなってきているのか、少し大きめの埃が付着していました。3~5回の水洗い清掃を目安に新しいフィルターに交換してくださいとのことなので、次回水洗いしたら、新しいフィルターに交換したいと思います。

アドバイス02

壁紙の汚れ落としも忘れずに

給排気口

では、よく乾かしたフィルターを本体に取り付けます。フィルターはしっかり装着しないと、風で内側に外れて給気口の蓋に引っ掛かると動かなくなるので、4ヶ所の爪を本体溝に合わせ、4ヶ所の抜け止めにも引っ掛かっているか必ず確認しましょう。

フィルターを装着したら、風量調整板の向きを確認し、心棒に「パチン」と音がするまではめ込みます。

これでお手入れ終了!と思ったのですが、壁紙の汚れをすっかり忘れていました…。

壁紙

最後に、壁紙の汚れは、以前購入したビニールクロス用洗剤(洗剤を使用する場合は、必ず注意事項を確認しましょう)を濡れ雑巾等に吹付けて軽くたたきながら拭くと随分汚れが取れました。壁紙に汚れが浸み込んでいなかったから取れたのかも知れませんね。

今回お伝えしたフィルターのお手入れは給気口だけではなく、洗面洗濯室やトイレの排気口、浴室の浴室暖房乾燥機などにもフィルターが設置されています。一度に全部のフィルターをお手入れするのは大変なので、大掃除に向けて順番にお手入れしましょうね!