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真夏日の暑い日が続いていますね。今年はラニーニャ現象の影響で猛暑になると言われておりますが、気象庁の6月の実況ではまだラニーニャ現象は発生していないようですね。

引き続き、熱中症や局地的豪雨に十分気を付けて、夏をお過ごしください。

さて、わたしたちの生活において、どのくらいの「鍵と錠」があるのでしょうか。住宅などの玄関扉やサッシ、自動車やバイクなどの乗り物、キャリーバック、机の引き出し、ロッカー、金庫など、大切なものを守るうえで「鍵と錠」は欠かせないものとなっています。

今回は、住宅用の「鍵と錠」の取扱いやお手入れ方法、鍵を紛失したり、錠前が故障した時の対処法をお伝えしたいと思います。

アドバイス01

屋内の「鍵と錠」

サッシのキー付クレセント

まず、サッシのキー付クレセントです。施錠することにより、クレセントが固定されますので、外側から窓ガラスを割ってクレセントを回すのを防ぎます。

お住まいのマンションや、間取りによって取り付けられていない場合もありますが、長期不在の時には必ず施錠しましょう。

メーカーによって異なりますが、クレセントの鍵はとても小さく、紛失してしまうことも多いようです。もし紛失した場合はサッシメーカーへのお問い合わせとなります。

サムターン

次に、トイレや洗面洗濯室、居室の木製建具です。基本的にはトイレや洗面洗濯室、居室に入ってサムターン(左写真:右)を回して施錠することができます。非常時にはコインやマイナスドライバーなどを使って解錠できる非常解錠付き(左写真:左)になっていますので、鍵はありません。

小さくて分かりづらいかも知れませんが、いざという時のためにも、部屋の外からも解錠できることを覚えていてくださいね

浴室扉

木製建具と同じように鍵を用いることなく戸締りできるのが浴室扉です。浴室内で事故が発生した場合など、非常時には脱衣室側から解錠したり、扉を取り外すことのできるものがあります。また、浴室を使用していない時にお子さまなどが誤って浴槽に落ちてしまうような事故を未然に防ぐ為、脱衣室側から施錠できる扉もありますので、ご自宅の浴室扉の仕様を取扱説明書にて確認しましょう。

もし正常に施錠できないなど、修理が必要な場合は、ユニットバスメーカーへお問い合わせください。

室内扉

室内扉や浴室扉はサッシのように鍵を紛失してしまうことはありませんが、扉の建付(取付)不良や開閉不良が起きると、施錠や解錠ができなくなってしまう場合があります。ご自身で建付調整や部品交換などされる方もいらっしゃるようですが、難しい場合はすぐにメーカーに相談しましょう。

「時々、施錠できないけど、まだ大丈夫かな…」とそのままにしていると、内側から解錠できなくなってしまう恐れもありますので、早めにメーカーに相談するようにしましょう。

アドバイス02

玄関扉の鍵を失くしても慌てずに

鍵

ところで、一番よく使用する玄関扉の鍵ですが、左写真:右のように子鍵だけをお持ちの方、左写真:左のように共用エントランスに入る際に、リーダーにかざすタグ一体の鍵をお持ちの方、カードキーをお持ちの方など様々かと思います。

この大切な玄関鍵ですが、もし、失くしてしまったり破損してしまった場合、どこへ連絡すればよいのでしょうか。

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帰宅したところ、鍵が見当たらない…なんてことがあれば慌ててしまいますが、警備会社に鍵を預けている場合、警備会社へ連絡すると鍵を持ってきてもらえるサービスがあります。警備会社に預けていない、予備鍵は全て家の中など、子鍵での解錠が難しい場合は鍵メーカーへのご相談となります(お住まいのマンションによっては鍵メーカーの代行店へのご相談の場合もあります)。

管理会社などから駆け付けサービスのご紹介をしている場合もありますので、管理員や管理会社へご相談してみるのもひとつの手段です。

アドバイス03

鍵穴のお手入れについて

エアダスター

鍵が回りにくい、抜き差ししにくい時には鍵穴にゴミが溜まっている場合がありますので掃除機を鍵穴につけ中のゴミを吸い出してみてください。パソコンのキーボードのゴミを飛ばす「エアダスター」等でもOKです。鍵穴のゴミが除去できましたらメーカー指定の潤滑剤を少量スプレーしてください。指定の潤滑油が無い場合は鍵の切れ込みを鉛筆で強めに黒くなぞり数回鍵穴に抜き差しすれば動きが良くなる場合があります。なお、市販の合成潤滑油(CRC、シリコンスプレー)などは故障の原因になりますので絶対に使用しないでください。

また、鍵も古い歯ブラシ等で軽くブラッシングすると良いでしょう。特にディンプルキーはくぼみが多く汚れが溜まりやすいため定期的なお手入れが必要です。鍵穴専用潤滑剤やエアダスターを管理員室で貸出している場合がありますが、日頃のお手入れ用として備えておくのもよいかも知れません。鍵が回らない、鍵の抜き差しができない場合などは鍵メーカーや鍵メーカーの代行店へのお問い合わせになります。

アドバイス04

鍵の追加・交換の際の注意

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最後に、鍵を追加する場合や錠前を交換する場合も鍵メーカーや鍵メーカー代行店になりますので、取扱説明書の中に追加申込用紙が入っている場合は、そちらをご利用ください。

お住まいのマンションの仕様によって異なりますが、新しい鍵を差し込むだけで、従前の鍵が使用できなくなり、錠前の交換が不要な場合もありますので、お申込みされる際は、どのような仕様の錠前・鍵なのかご確認ください。

お引渡し時「鍵」以外にメールボックスの暗証番号を取扱説明書と共にお渡ししている場合があります。暗証番号は管理会社では管理しておりませんので、お忘れになられたり取扱説明書を紛失した場合は管理会社ではなくメールボックスのメーカーへのお問い合わせになります。

もしもの時のために、どこの場所の鍵なのか、本数、メーカーの連絡先など、メモしておくと良いかもしれません。

では、身体にこたえる猛暑が続きますが、みなさま夏バテなどされませんように。