タイトル

購入された製品のほとんどには保証期間が設けられています。保証期間が設けられている場合、事業者やメーカーが定めた規定に基づき保証を行います。
保証期間や保証内容の規定については、「保証書」に記載されていたり、取扱説明書と一体になっている場合もありますので、必ず確認しておきましょう。

アドバイス01

取扱説明書とともに
保証期間が分かる書類を

保証書

保証期間の開始・終了については、「製品購入日より〇年間」と記載されていることが多く、保証書に購入日が記載されていない場合、購入日を明確にするために領収書等を保管しておく必要があります。保証期間中にお問い合わせする際には、取扱説明書とともに保証期間が分かる書類をご用意しておくと、受付手続きがスムーズです。

保証期間は?

保証期間は、同じ製品でもメーカーや事業者によっても異なる場合があります。また、ルームエアコンの本体は1年間、冷媒系統は5年間、パソコンの液晶ディスプレイが3年間でも、その中の液晶パネルやバックライトが1年間というように、購入した製品の部位によって保証期間が異なる場合もあります。

アドバイス02

保証期間中でも
有償修理になることも

点検中

では、保証期間中であればどのような内容でも無償修理となるのでしょうか?
一般的には、保証期間中に取扱説明書どおり正しく使用していた状態で自然故障した場合には無償修理となります。食器洗い乾燥機専用以外の洗剤を使用して故障したり、洗濯機を正しく設置できていなかったため漏水したり、粉砕できないものをディスポーザに入れて故障してしまった…等々、使用方法を誤ってしまうと保証期間内であっても、有償修理となります。

また、正しく使用していても、水をこぼして故障してしまったり、物を落として破損させてしまった場合も保証対象外となります。
他にも、消耗による電池切れや、掃除機フィルターの摩耗等、使用することで劣化していく消耗品は保証期間中であっても保証対象外となります。

ホームページで確認

製品によって保証対象の部位かどうか分かり難かったり、突然電源が入らなくなり、その原因が使用方法なのか製品以外が関係しているのか分からない場合もあると思います。
メーカーによっては、ホームページや取扱説明書に故障原因の確認方法や対処方法、定期的に交換が必要な消耗品をご案内していることが多いので、ご参考ください。

アドバイス03

保証期間終了後も
証書は保管しましょう

換気・フィルターのお手入れ

保証期間終了後も保証書は保管しておきましょう。保証書には品番や製造番号等が記載されておりますので、取扱説明書と保証書をまとめておくと、有償修理を依頼する際や、部品購入の際、確認し易くなります。
保証書が感熱紙(レシート)の場合、経年劣化や直射日光等により文字が消えてしまいますので、保管にはご注意ください。

アドバイス04

延長保証の書類も
忘れずに保管を

換気・フィルターのお手入れ

メーカー保証以外にも延長保証という制度がありますが、自動的に延長保証されるのではなくご自身でお申し込みが必要です。また、申し込み可能期間、延長保証料金、延長保証できる部位、延長保証期間はメーカーによって異なります。
延長保証はメーカー以外にも家電量販店でもご案内しておりますので、どこの延長保証に加入したか忘れてしまわないよう、延長保証の書類も取扱説明書等と一緒に保管しておきましょう。

最後に、「保証期間が過ぎてから初めて使用したところ、故障している」とよくお問い合わせがありますが、基本的には保証期間が終了している場合、有償修理のご案内となります。自然放電による電池切れや設定が原因の可能性もありますので、取扱説明書と保証書を準備してメーカーへお問い合わせしましょう。
使用頻度の少ない製品は、お手入れや点検の機会も少なくなってしまいますので、大掃除とあわせての動作確認や、一度も使用したことがないものがないかなどを確認しましょう。