すっきりお片付けブログ
クリーニングから
返ってきた衣類、
そのまましまって
いませんか?
衣替えの
注意点とポイント
梅雨入りしたため、少しずつ蒸し暑い日が増えてきましたね。そろそろ洋服を衣替えして、夏向きの洋服に目が行っている方もいるのではないでしょうか?
そして、この時期になるとご自身の洋服をクリーニングに出す、出すことを検討している方もいらっしゃると思います。
ですが、ちょっと待ってください。
クリーニングから洋服が返却された衣類を、そのままクローゼットにしまっている経験がある人はありませんか?
せっかくクリーニングに出したから…
クリーニング屋さんがハンガーにかけてくれたから…
ビニールカバーがあるから汚れない気がするから…
大手防虫剤メーカーの調べによると、クリーニングから返却された洋服をそのままの状態でクローゼットに吊るして収納している方は、なんと4割近くもいらっしゃるそうです。
実は、クリーニングから返却された洋服はそのままの状態で保管すると逆に衣類を傷めてしまうのだということをご存じでしょうか?
今回はクリーニングに出した衣類を正しく保管するコツをお伝えします。
お片づけのサポート等でクローゼットのお片づけをしている時、クリーニングのビニール袋を服にかぶせたままにして保管している方がいらっしゃいますが、これはNG。
あの袋は、あくまで『クリーニング後の洋服を汚さないよう家に持って帰ってもらうためのパッケージ』とお考え下さい。
デパートの包装紙のような役目ですね。
これは『収納するための袋』ではないので、このまま吊るしていると中に湿気がたまって洋服のカビの原因になったりするようです。
家に持って帰ったら必ずビニール袋を外し、クリーニング後の服にホツレや傷みが無いか確認しましょう。クリーニング後、すぐであれば対応していただけるところもあるようです。
こちらのページにも『ポリ袋から衣料品を取り出し、風通しを良くして保管しましょう』と明記されています。
https://www.zenkuren.or.jp/user/efficient-use
(引用:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会HP)
また、意外と多いのがクリーニング店から返却された際に付いてきたハンガーを使い、そのまま吊るしているパターンです。
このハンガーも、このまま収納に使うと洋服によっては形を崩すことになるのでできれば避けましょう。
例えばスーツやコートなど、肩の厚みが大きく取られている衣類です。これらはクリーニング店のハンガーや細いハリガネハンガーに吊るしてしまうと服の形が崩れてしまいます。
ですので、このような写真のような厚みがあるハンガーにかけ替えて保管しましょう。
最近では、クリーニング店でハンガーを回収してくれるところも増えました。無事に持ち帰れた後は、きちんと返却するように心がけたいですね。特にこの時期にクリーニングに出すコートやジャケットの保管にはご注意ください。
衣類をクリーニングに出すことももちろん大切ですが、そもそも衣類の虫食いやカビ、ホコリの原因は『服を持ちすぎて着ることができていない』ことにあるのでは?
実は大切な衣類を永く着るコツは『クローゼットの片づけをして空きスペースを増やし、空気を通りやすくする』ことにあります。
衣類がぎゅうぎゅう詰めで開けられない引き出し、「また着るかも知れない」と思って保管してしまい、大渋滞を起こしているジャケットやワンピースたち…。
それらの衣類が本当にこれから着る服なのかどうかを、衣替えの際にしっかりと見極めてあげることが大切な衣類を守るポイントになります。
衣替えのポイントについては以前のすっきりお片付けブログでも紹介していますので、宜しければご一読ください。
すっきりお片付けブログ
(クローゼット編 2020年6月12日)
『面倒くさい衣替えからは卒業!衣替えをスムーズにする3つのポイント』